スリランカを去るにあたって

当方が所属していたSarvodayaという組織の創設者で現会長でもあるDr. Ariyaratneは、仏教精神に基く精力的な活動が世界的に評価されている方です。しかし組織があまりにも大きくなったためもあるのでしょうか、実は少なからず内部のスタッフに人心の荒廃が広がっており、実に非生産的な足の引っ張り合い、つまり陰湿な嫌がらせや不正なども日常的に横行していました。実際に私も多々、トラブルに遭い、この5月に問題が顕在化した際、とうとう予定より早く同組織を去ることになりました。なお、当方の以前の記事に、詳しい経緯を掲載しております。

https://unprecedentedhumanrightsviolations.wordpress.com/2014/06/07/cointelpro-and-sarvodaya-part-10/

 

Sarvodayaの最高の理念は、純粋な仏教と同じく、物質的な豊かさよりも、庶民の精神的な充足と向上を目指すものであったにもかかわらず、現実にはSarvodayaの内外で、衣食住足りてもなお、たいして働かずして外国人からの「援助」を当てにし、さらには不道徳なことをしてまで利得を貪ろうとするスリランカ人の姿が散見されました。

 

さてSarvodayaを去った後も、当初予定していた活動期間「1年」のうち、まだ一ヶ月ちょっと残っていましたが、のんびり旅行でもして帰国の日まで時間をつぶそうかとも考えました。ところが、今年1月にボランティア活動のため一ヶ月滞在した村で知り合になったスリランカ人のAさんという、日本の仏教系団体の現地会員の方が、窮地にあった私を見て、「なんとかしてあげたい」と思ってくださったらしく、様々なツテを紹介してくださり、お陰で滞在するに十分すぎる立派な住居(家主の連れてくる仲間は問題の多い人たちでしたが)を確保していただいただけでなく、この最後の一ヶ月は現地の中学校とお寺の日曜学校で教えることもでき、たいへん貴重な経験を積ませていただきました。

 

スリランカは日本以上に小さな島国で、村社会ですから、Sarvodayaを去った後も、なかには心無い人たちもいて、陰湿な嫌がらせは続き、新しい環境でボランティア活動を実施するのは容易ではありませんでした。しかし、Aさんとそのお仲間が、問題が起きるたび、親身になってフォローしてくださったお陰で、短い期間ではありましたが、最後の活動地でも生徒たちと楽しい時を過ごせ、日本文化を体験してもらう授業は大盛況のうちに終わることができました。

 

そして本日いよいよスリランカを去る日がやってきました。私も含め、概して人は不平や不満があるときは、やかましく言い立てる一方で、他人からよくしてもらったときは、ともすれば、それを当前のことのように思いなし、いちいち人に言わないうちに忘れてしまいがちです。しかし、Aさんとそのお仲間が私に施してくれた親切は、なかなか普通の人にはできないことであり、本当に感謝にたえません。そこで、皆様にもこの件をお知らせすることで、ささやかながら、お礼の気持ちをここに記せたらと願い、スリランカから最後のメッセージに代えさせていただきたいと存じます。

 

2014.6.28

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s